当社エンジニアによる書き下ろし技術レポート Close-Up IT

技術レポート 新着RSS(Atom)

この記事に関連するサービス
Webアプリケーションの設計・構築・保守
この記事に関連するお問い合わせ
お問い合わせ

第1章 :講座の概要

1汎用機技術者のためのサーバーサイドJava講座 ~いまさら聞けないとお悩みの方へ~

日本でインターネットが企業の情報システムインフラとして、本格的に広報サイトやメールシステムに利用され始めたのは1990年代なかばごろのことでした。
はじめはブラウザの表現能力が不足していて、単純なHTML (Hyper Text Markup Language)でのコンテンツだけを提供してきたWebサイトも、ブラウザの進化とともに、1995年に生まれたJavaやMicrosoft社の ASP (Active Server Pages)、オープンソースのCGI (Common Gateway Interface)などが適用できるようになり、利用者からの入力内容に応じて"動的"にコンテンツを変更して情報提供する情報基盤に姿を変えてきました。

特に1998年、Sun Microsystems社からサーバーサイドJavaの開発/実行環境としてのJ2EE (Java2 Platform Enterprise Edition)が発表、整備され、Java言語がサーバー上で、トランザクション処理可能なアーキテクチャとして利用可能になると、Webを利用したシステムはもはや単なるコンテンツ提供システムではなく、企業の内外を問わず、ミッションクリティカルで信頼性を要求される情報基盤として広く利用されることになりました。

いまや、Microsoft社の .NETテクノロジー 註1 とともに、サーバーサイドJavaテクノロジーは、企業の情報システム構築の採用技術として必ず選択肢の一つになっています。しかし、このテクノロジーは、オブジェクト指向言語であるJavaや、オブジェクト指向分析・設計を前提とし、耳慣れない技術用語のオンパレードで構成されています。

註1
2000年6月に発表されたMicrosoft社の次世代システムアーキテクチャ
元の位置へ

特に、二階層のクライアント/サーバーテクノロジーあたりから現場を離れてしまったエンジニアや、汎用機での基幹業務システムに携わっているエンジニアにとっては、2ステップ先の話をされているようで、なんとも敷居が高い印象があります。
筆者も、1983年から汎用機でシステムを構築し、技術としては構造化設計と手続き型言語であるCOBOLやFortranに慣れ親しんできましたので、サーバーサイドJavaテクノロジーに最初に接した時にはずいぶん違和感を持ちました。今でも完全に理解しているとは言い難い状況です。
しかし、技術用語の耳慣れなさを別にすれば、実はサーバーサイドJavaテクノロジーは、汎用機で学んだ知識と経験で、十分理解可能であることが筆者の経験上わかってきました。
むしろ、最初から二階層クライアント/サーバーで技術を学んだエンジニアより、その本質を理解できるのではないかと感じているくらいです。

このページの先頭へ